フリーターからフリーランスのサイト制作者に!2度のピンチを経て月収30万円に至るまでの道のり

卒業生インタビュー 2022.10.19

新卒でフリーターとなり、正社員を経験せずにフリーランスとして活動している小松さん。マルチにハマり新卒としての内定を蹴ったり、留学の計画がコロナで白紙になったりと人生のピンチを乗り越えて今に至ります。

現在はサイト制作のお仕事で安定的に月収30万円を稼いでいるそうですが、「自分のことを優秀だと思わないからこそコツコツ頑張れる」と謙虚に語ってくれました。

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マルチにハマり内定を蹴り、“新卒フリーター”が最初のキャリア

海を背景に楽しそうに笑う小松さん

まずは現在のお仕事内容を教えてください!

主にWebサイト制作のコーディングを担当しています!月収は30万円ほどです。

1日8時間程度お仕事をして、その他の時間でセミナーや勉強会に参加したり、読書をしたり、スキルアップに励んでいます。

基本的には休日を設けずに仕事しています!

以前のお仕事を教えてください!

大学を卒業してからしばらくはフリーターをしていました。

カフェ店員やフードデリバリー、塾の事務、単発の試験監督、温泉の健康食品を売る人など様々です。

なぜ新卒でフリーターになりましたか?就活はしなかったのでしょうか。

就活はしましたし、プログラマー系の企業に内定が決まっていました。大学時代からプログラミングには触れていたんです。

ただ大学卒業間近の時期にマルチにハマり、「この活動にコミットしたい!」と思い内定を辞退してしまったんですよね。

知り合って半年くらいの人に勧誘されて、起業を目指すタイプのマルチにハマりました。

「学生時代は楽しかったのに、これから40年間も消化試合のように会社員をするのは嫌じゃない?」といった感じの言葉が響いてしまって。3ヶ月ほどマルチのセミナーに通いました。

3ヶ月後の本格的に入会するタイミングでフェードアウトして、マルチの活動は終了しました。活動の日報の提出が面倒くさくなってしまい、体調不良と嘘をついて提出しなかったんです。そのタイミングで抜けることになり、マルチの活動からフリーターに移行しました。

留学を目標にアルバイトに励むも“何も積み上がらない”と感じたフリーター時代

マルチの活動を辞めた頃、不安や悩みはありましたか?

マルチと気づいたのは1年後なので、マルチにハマったこと自体には特に後悔などはありませんでした。

ただ日報を提出せずバックれた形だったので、当時は自己肯定感がとても下がりましたね。

「自分って怠け者だなぁ」「情けないなぁ」という気持ちです。

マルチを辞めてすぐに「何かしないと。そうだ、留学に行こう!」と思い立ち、フリーターをしながら英語の勉強を始めました。

何かしないと→留学 という流れは、物事を深く考えない人あるあるかもしれません。笑

留学自体に特別な目的はありませんでしたが「何かしたかった」という理由で留学が思い浮かんだんです。

自分は怠惰なので合宿形式じゃないと頑張れないと思っていましたが、海外なら簡単にはその場から逃げられないので、怠けずに頑張れるだろうと考えていました。

フリーターとしての数年間は、キャリア面で悩むことはありませんでしたか?

留学のための資金を貯めている」という気持ちだったので、キャリア的な悩みはそんなに無かったです。休まず週7で働いていたので、フリーターながらも月30万円近く稼げていました。

ただフードデリバリーの付随業務としてチラシ配布をしている時は「これじゃ何も積み上がらないな」と感じました。せっかくなのでチラシ配布に意味を見出したい、戦略的に取り組みたいとは思ったものの、意味は見出せなかったですね。

留学計画が白紙になったタイミングでワークキャリアを受講

ワークキャリアの会場まるもでの一枚

ワークキャリアを受けたきっかけは何ですか?他のスクールは考えませんでしたか?

きっかけは、コロナの影響で留学に行けなかったことです。

留学のエージェントから延期のお知らせを2度もらったタイミングで「いつになったら行けるのか分からない。もしかしたら、このまま行けないのかもしれない。だったら別の道を探そう!」と決めました。

以前からプログラミングに興味があり個人で色々と取り組んでいたので、さらなるレベルアップのためにプログラミングスクールに入会しました。

ただ怠惰な性格もあり、中途半端なところで辞めてしまったんです。留学のために貯めたお金のうち、30万円くらいを無駄にしてしまいました。

ここで自分の怠惰さを改めて自覚したので、留学に近い合宿形式のWebスクールを探すようになりました。

検索したらワークキャリアともう1つ別のスクールが出てきましたが、当時しっかり開催しているのはワークキャリアだけだったので、ワークキャリアの受講を決めた形です。

ワークキャリアは田舎にこもって1ヶ月間合宿する形式なので、誘惑がなさそうな点が魅力的に映りました。

環境としては留学に似たものを感じたので「これなら自分でも怠けずに頑張れそうだ!」と期待できました。

なぜ会社員ではなくフリーランスを目指しましたか?

大学時代は周りに流されて就活したものの、もともと「自分は会社員になってもあまり活躍できないんじゃないか」という想いは持っていたんです。

大学1年生の頃にADHDと診断されて、カラオケ店でアルバイトをする中で色々と思うようになって。というのも、お会計やフードの用意などのルーティーンワークがとても苦手だったんです。

自分が役立てる場面はクレーマーと仲良くなって円満に解決するような、変わり種っぽい業務でした。能力よりも明るいキャラクターで何とか誤魔化す、といった感じで。

会社員のような一般的な働き方をすると、ルーティーンワークのような仕事ができる人の方が重宝される傾向がありますよね。自分はその部分では劣っていると自覚していたので、変わり種っぽい道を攻めた方が良いのでは、と考えていました。

絶対にフリーランスとは思っていませんでしたが、ぼんやりと「変わり種っぽい道の方が良さそうだな」と思っていましたね。

実際にフリーランスとして働いてみて、自分に合うクライアントさんとだけ働けるところに良さを感じています。会社員だと、どうしても合わない場面でも我慢しないといけないと思うので。

苦手なことが多い自分でも、フリーランスは働きやすいです。

Webサイト制作とWebライティングの両方に挑戦した1ヶ月間

受講時のメンターや仲間と記念撮影する小松さん(左)

ワークキャリア受講中に取り組んだことはどんなことですか?

Webサイト制作とWebライティングの両方に取り組みました。

1週目はWebサイト制作をメインにしました。でも提案が思うように通らない状況が続いたので、改めてメンターとじっくり話したんです。

将来はコンサルのような仕事がしたいと思っていたのですが、メンターから「コンサルをするなら論理的思考力や説明する力が必要だよね。でも現状、論理的思考力や説明する力が足りないように思う。Webライティングに取り組めば、その力が養われるはず。ライティングに挑戦するのも一つの手だと思うよ。」とアドバイスをもらいました。

アドバイス通り、ライティングにも取り組むことにしたんです。

ライティングの案件は無事受注できましたし、卒業後もしばらく続けました。

でも1日12~15時間、週7で働いてもライターとしての月収はMAX15万円。フリーター時代よりも稼げず、気持ちとしては苦しかったです。

ライティングに取り組んだおかげで、もともと知識のあったサイト制作案件での提案の幅は広がったし、論理的に考える力もついたとは思いますが、自分としては苦しい時期でした。

コミュニティを活用して仕事のメインを再びWebサイト制作にシフト

コミュニティに残り、後進の育成にも取り組む小松さん(右上)

ライティングにも取り組んでいたんですね。そこから再びサイト制作をメインにしたきっかけを知りたいです!

卒業後も金谷に住み続けてしばらくライティングの修行をしたものの、「本気で取り組んだからこそ分かる。ライティング、自分には向いてない」と思うようになりました。

その頃、ワークキャリアの代表の山口さんと話す機会があったんです。

山口さんから「小松さんはオフラインで人と関わるのが得意だよね。あと、Webサイト制作の仕事に再び力を入れたいと言ってたよね。それなら自分でWebサイト制作のイベントを開いたらいいんじゃないかな?イベント運営なら得意も活かせるだろうし、サイト制作のスキルもレベルアップするだろうし、一石二鳥だと思うよ。」と言われまして。

サイト制作の講師をしている佐瀬さんに相談して「サイト制作ブートキャンプ」を企画しました。

▼佐瀬さんもワークキャリアの卒業生です

ワークキャリアのコミュニティに所属しているからこその斬新な学び方ですね。サイト制作ブートキャンプの後、サイト制作の仕事を増やしていったのですか?

そうですね。キャンプ終了後のタイミングで山口さんがサイト制作の案件の募集をしていたので、さっそく手を挙げました。

作ったものを見た時には「できた!」と嬉しくなりますし、やはりライティングよりもサイト制作の方が自分に合ってる気がしました。

今も基本的には知り合いから仕事をいただくことが多いです。ワークキャリアの同期や大学時代の友達、無人島プロジェクトで出会った知り合いが声をかけてくれます。

SNSで「サイト制作をやってます」と発信するようになってから、「相談があるんだけど、●●な知り合いいませんか?」と声をかけられることも増えました。

「●●なら僕ができますよ!」と伝えると、そのまま打ち合わせに繋がることも多いです。

ワークキャリアはメンターがいることや営業経験ができることが魅力

愛知県新城(しんしろ)市で開催されたワークキャリアで講師を務めた小松さん(左上)

ワークキャリアでの学習は独学に比べて何がよかったですか?

よかったことは3つあります!

  • 引っ張ってくれるメンターがいるところ
  • 案件を取る経験、営業経験をさせてくれるところ
  • 同期がいるところ

一番は、引っ張ってくれるメンターがいるところです。

開催地に常駐するメンターがていねいに向き合ってくれるので、怠惰な自分でも甘えることなく頑張れました。これが一番大きいです。

次は案件を取る経験をさせてくれるところです。

スキルを身につけるスクールはたくさん見かけますが、案件を取る経験までサポートしてくれるスクールはあまり見かけない気がします。案件を取らないと仕事は始まらないので、ここをサポートしてくれるのは大きいですね!

同期がいることも良かったです。

仲が良いという意味でもありがたかったですし、「同期に負けていられない!」と悔しさをモチベーションにできる点でも良かったです。悔しさがモチベーションに直結するタイプなので!

特に自分よりも年下で、優秀で、行動力があって、明るくて、輪の中心にいるような人にはすごく悔しさを感じました。自分の上位互換のように見えたんです。

行動力や明るさには自信があったはずなのに、負けているなぁと感じました。悔しいという意味でも、同期には感謝しています。

悔しい、という気持ちがモチベーションになりやすいのですね。

悔しい気持ちがモチベーションになるタイプですね。悔しい気持ちを上手く活用しています!

悔しい気持ちは、自分への期待でもあると思うんです。自分に期待できず諦めてしまったら、悔しさも生まれないので。

僕は自分のことを優秀だと思わないし、自信もありません。でも「優秀だと思わないからこそコツコツ頑張れる」という良さもあると思っています。ネガティブから生まれるポジティブみたいな感じですね。

サイト制作の仕事で30万円稼げるようになりましたが、まだまだ足りないと思っています。特に同世代で自分より稼ぐような周りの人には嫉妬します。

一見すると仲良く対等な雰囲気で仕事の話をしている時にも「成果としては差がある。全然対等に話せていないんじゃないか」などと思います。悔しい気持ちをバネにこれからもまだまだ頑張っていきたいです。

あまり能力が高くない人でも頑張れば成果を出せるところを見せて勇気を与えたい

自身の経験を活かして講師業をする機会も増えてきた小松さん

今後の予定や将来の夢があればお聞きしたいです!

近い目標だと、年内に月収50万円達成を目指しています。

あまり能力が高くない人でも頑張れば成果を出せるところを、自分のような人に見せたいという思いがあります。こんな自分でも稼げる、生きていける、というのを見せて、勇気を与えられたら嬉しいです。

フリーランスとして月収30万円ほど稼げたら十分生きていけると思うのですが、背中を見せるのなら、自分自身はもう少し収入があった方が説得力が増すと思い50万円と設定しています。

将来的には自分のような人に背中を見せて、勇気付けたい気持ちがあるので、ある程度有名になりたいです。

他には初対面の人とコミュニケーションを取ったり空気を作ったりするのは得意なので、自分の得意を生かせるようなイベントも開催していきたいです!

受講を検討中の方にメッセージ

コミュニティの仲間と共にワーケーションイベントを開催した小松さん(左)

ワークキャリアの受講を検討中の人に一言お願いします!

ワークキャリアには、目標達成をサポートするための十分な環境が整っています。

でも「ワークキャリアに行けば何とかなるだろう」と思うのは危険です。

どこに行ったとしても、自分で努力しないと何ともならないので、努力しなければならないことを念頭に置いた上で参加しましょう!

プロフィール
名前:小松直(こまつなお) 1995年生まれ
現在のお仕事:サイト制作
以前のお仕事:フリーター(カフェ、フードデリバリーなど)
ワークキャリア参加地域:千葉県富津市金谷
Twitter:https://twitter.com/komacchan_free

編集後記
小松さんは明るく面白いムードメーカー的なキャラクターですが、どんな時間帯にコワーキングスペースを覗いても仕事に取り組んでいるので、「実は努力家だよな」という印象もありました。

ライティングが辛くても12~15時間/日は取り組むという“根性で勝負”なところや、人のアドバイスを受け入れて方向性を微調整する“素直な行動力”が小松さんのすごいところだなと思わされます。

“量をこなす根性”と“素直な行動力”があれば、たいていのことはできるような気もしてきます。

自分のことを「優秀ではない」「怠けてしまう」と受け止めた上で、日々進化している様子に勇気付けられる人は多いはず。悔しさを“自分への期待”に変換しながら前進する姿勢を見習いたいものです!

記事を書いた人
株式会社ワークキャリア マーケティング事業部 伊藤菜々

千葉県在住。大学時代のアルバイトや教育実習の経験から「週5日フルタイムで会社員として働くのは自分には無理だ」と感じ、新卒でフリーランスのWebライターに。現在はフレックス・在宅ワークで週3正社員+フリーランスとして勤務中。

みんなが幅広い選択肢を持ち、みんながご自愛しながら生きられるような社会になればと願いながら、自分に合った働き方×田舎暮らしを実践中。趣味は家庭菜園です。

Twitter:なな(@777nanadayo777)

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