「“書く仕事”をしてみたい。」フリーライターとして想いを実現させた卒業生 せらさとこさん

卒業生インタビュー 2023.02.10

ワークキャリアいすみ26期(2022年7月)の卒業生、せらさとこさん(@serako74)にお話をうかがいました!

せらさんの簡単プロフィール
✅元携帯ショップ店員→元営業事務のOL
✅結婚&移住を機に「新たな働き方を模索」
✅恋愛・旅行・転職に関するライターとして活動中!
✅趣味は1人旅/グルメ/ディープスポット巡り

どんなキャリアが自分に向いているか不安な方へ。


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就職、結婚、移住。ゼロからのスタートで人生を模索

――本日はよろしくお願いします!まずはワークキャリア受講までの働き方やお仕事について教えていただけますか?

新卒で携帯ショップ販売員を2年、転職して、都内商社で事務を7年経験しました。

携帯ショップではカウンターで手続きや説明をして、商社の方では営業事務で受注発注や業務改善などを行っていました。

商社では、収入・人間関係共に満足していて「ずっとこの会社で働きたいな」と思っていました。

一方で、矛盾もありました。も「これだ!と思える仕事をしたいけど、どうしたらいいか分からない」「何かスキルを持って働きたいな」とくすぶっていましたね。

当時は、自分のやりたいことや得意なことが分からないのがコンプレックスでした。好きや得意を活かして働いている人への「羨ましさ」もあったかもしれません。

ーー「接客」や「事務」は、得意だと感じていましたか?

接客業は、私にはしんどかったです。人と関わるのは好きなのですが、忙しすぎると自分に余裕がなくなったり、人に気を遣うことに疲れたりして、自己嫌悪に陥っていました。

一方で、事務職はお客様との対面での関わりが少なく、ある程度自分のペースで仕事を進められるので、私に合っているなと思ってました。

接客も事務も、ライターの仕事に役立っているので、今となっては経験させてもらって本当によかったなと感謝しています。

ーーなるほど。その状態からライターを目指したきっかけは何だったのでしょうか?

当時婚約していた男性(現在の夫)の、宮崎県への「移住と転職」が決まったことが大きなきっかけでしたね。

彼と一緒に宮崎へ行くかどうか、正直ものすごく悩みました。20代の間、社会人としての自信を持てずに悩みつつ、30歳になってやっと自分の仕事を確立できてきたところだったので。

「わたし、また(居場所も仕事も)ゼロからのスタートなの?」って。

そのタイミングで、彼と仕事について話し合ったんですよね。

当時の会話

 せらさん:「私は移住したくない。自分にはスキルがないし、引っ越し先に今の条件に近い就職先があるか不安。」

 夫:「せっかくだから、心機一転やりたいことをやってみればいいじゃん」

 せらさん:「やりたいことなんて分からないよ!どうしたらいいんだろう…。」

その時は「やりたいことなんて本当に見つかるのかな?」と不安でしたが、自分と向き合うチャンスだと思って、真剣に考えてみることにしました。

ーーやりたいことや新しい仕事は、どのように考えたのですか?

まずは、小さい頃に好きだったことや、今まで周囲に褒めてもらったことを紙に書き出して、2~3ヵ月ほど考え続けました。

その結果、「“書くこと”なら自分が苦ではない、かつ周囲にも必要とされてきたな」って答えにたどりついて。

ただ、“書く仕事”というと「作家」や「新聞記者」のような敷居が高いイメージの職業しか思い当たらず、実現はむずかしそうだなと感じていました。

ワークキャリアの「安心して失敗できる環境」があったから、自信がついた

ーー最終的には宮崎に移住なさったんですね。

そうですね。私の中で「“書く仕事”がしてみたい」という方向性が定まったので、移住を決意しました。2021年の年末に退職し、結婚、移住と進んでいきました。

移住してからは、自動車学校に通ったり、仕事を探したりしていました。宮崎は人がやさしく、美味しい食べ物も豊富で、すぐに好きになりました。

しかし、環境の変化や将来への不安から、体調を崩すこともありましたね。

ーー慣れない土地での新生活、きっと大変でしたよね。「ワークキャリアを受講しよう」と決心した決め手は何でしたか?

ワークキャリアを卒業した友人と話したのがきっかけでした。

そこで初めて「Webライター」「フリーランス」という働き方を知り、夫の転勤や今後の子育てなど、長い目でみても「在宅で働ける“書く仕事”っていいな」と感じて。

その友人の他にも、受講前に出会った卒業生の方々が、ユニークな方ばかりで(笑)。なんだか面白い人に会えそうだなってワクワクしました。

あとは合宿型で直接指導してもらえるので、独学だと途中で投げ出してしまいがちな私に合ってると思い、申し込みましたね。

ーー卒業生にもユニークな方がたくさんいますよね。せらさんは、受講してみて率直にいかがでしたか?

書く恐怖がなくなり「わたしも書いていいんだ」と自信が持てました。書くことが好きでライターになろうと決めたものの、スキル的に「上には上がいる」と怖く感じて、パソコンの前で手が動かなかったんですよ。

でも、1ヶ月メンター陣と話すうちに、Webライターは「必ずしも作家レベルのスキルを求められているわけではないこと」や「自己主張ではなく、読者に寄り添いながら、内容をわかりやすく伝える仕事だということ」などを知り、わたしにも書けるかもって思えたんです。

参加前に不安だった「書くことで自分の内面を晒すのが怖い、恥ずかしい」という気持ちも、徐々に克服できた感じですね。

ーー書くことに対する恥ずかしさ、怖さがあったんですね。

いや〜もう、書いていると、どうしても筆が進まない、もうダメだって時もありました。

そんなとき、メンター(講師)が「とにかく手を動かす。単語でもいいから!とにかく書く!」「書けない時はリサーチ不足。リサーチに戻ってみて」などなど鼓舞してくれました。

そうすると不思議と原稿が仕上がっていくんですよ。メンター陣に教えてもらった考え方は、今でも仕事をするうえでの土台になっています。

ーー今でも!いい心がけですね。ワークキャリアの講座ではどの講座が1番印象に残っていますか?

2週目の「自分の仕事づくり講座」ですね。グループワークの中で、「自分がやりたいこと」「できること」「必要とされていること」を振り返りながら、自分に合った働き方や仕事を考える講座です。

同期やメンター陣に「さまざまな視点からのコメント」をもらえるので、自分でも気付かなかったような新しいアイデアを得られました。

同期やメンターのお世辞ではない、正直なコメントが、私の自信の無さを払拭してくれたんだなと思います。

https://twitter.com/WORK_CAREER/status/1541231685471465472?s=20&t=PI99NJ3wRbiCi07ifonp9w

ーーワークキャリア受講中に意識したことはありましたか?

人見知りせずに、なるべく人と話すようにしました。

いすみ会場の「hinode」には、いろいろな考え方や生き方をしている人が集まっていて。「人とのちがいを楽しむ」感覚を大切にしていました。

あたたかくて話しやすいみなさんとの交流の中で、人生相談や、ライティングでつまづいていること、やりたいことを実現するためのアイデアなど、さまざまな悩みを一緒に考えてもらいました。

この場所には講師や同期となんでも話せて「安心して失敗できる環境」がある。しかも、実際に働いてお金をもらいながら自分を認めつつ、毎日トライアンドエラーができる。

だから、少しずつ自信がついていったんだなって感じます。

私が新しいことにおびえていると、メンター(講師)によく言われました。

「逆にここで恐れて、いつやるの?」って(笑)。

ライフステージに合わせて、自分らしく働く。だれかの背中を押せるライターを目指して

ーーせらさんの現在の活動を教えてください。

今は、SEO記事とインタビュー記事をメインに執筆しています。

恋愛、旅行、転職ジャンルで4社に継続をいただいていて、1ヶ月に15記事くらいのペースで書いていますね。

仕事は基本平日で、毎日8時間くらい稼働しています。

調べることや書くことが苦ではないので、スキマ時間や土日もちょこちょこと作業しています。

好奇心旺盛な性格なので、記事を書くごとに、今まで知らなかった世界や考え方に触れられるのがとても楽しいですよ。

ーー順調ですね

自分が「好き」「面白そう」と感じるジャンルに絞って執筆できているのがポイントなのかもしれませんね。

最近は、読み手目線で「自分だったらこんな情報がほしいな〜」と過去の悩みを思い返しながら書くことを意識しています。

収入も、卒業後6ヶ月目で受講当時の5倍くらいになったので、次はどう執筆の効率を上げながら、心地よく働けるかを模索しているところです。   

ーーせらさんの「理想の働き方」について教えてください。

その時のライフステージに合わせて、自分のペースで働けることが理想です。

例えば今後、夫の転勤や子育て、実家の環境の変化など何が起きるかは分かりません。だから、どこにいても収入を得られるように、まずはスキル磨きを頑張りたいですね。

もし私がワークキャリアに参加していなかったら、人生の中で何かが起きるたびに「えぇ〜?!また新しい職場探さなきゃ!」って焦ってたかもしれません。

でも今は、「私はどこにいても働けるから、心配しないで」と言えます!

ーーきっとご家族にとっても頼もしい言葉でしょう。せらさんが、将来やりたいことはどんなことですか?

ライティングでは、人の悩みに寄り添えるようなライターになりたいと思っています。

私と同じようにキャリアに悩む方はもちろん、恋愛や結婚に悩む方々にも寄り添い、背中を押せるような発信活動がしたいです。年齢、性別関係なく心地よく働けて、納得できる人生を送る人が増えたら嬉しいですね。

  

それから、いつか歴史小説を書いてみたいですね。

小さい頃から歴史が大好きで、人のストーリーに心を動かされるタイプなので。読者が「ある人」に親しみを抱いて、勇気を持てるような話を書いてみたいと思っています。

ーー最後に、今後ワークキャリアを受講する人にメッセージをお願いします。

そうですね。参加しようかどうか、迷っている人もいるかもしれません。

でも、少しでも「面白そうだな」「やってみたいな」という気持ちがあったら、参加することをおすすめします。

やりたいことが見つかっていなくても、大丈夫です。

メンター(講師)はもちろん、コミュニティーの方々や同期と一緒に時間をかけて自分を理解できますし、安心して挑戦できる環境が待っています。

私のように家庭を持っている人も、自分の生き方を諦めず貫いてほしい!と思います。

(取材・文 しろたにしゅんた

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