酒井さんの簡単プロフィール
✅元カフェ店員→元派遣社員営業事務
✅千葉県出身
✅現在はライターをしながら、手作りお菓子の販売を手がける
✅趣味はお菓子作りとお着物
どんなキャリアが自分に向いているか不安な方へ。
これからのキャリアや働き方について相談できる個別カウンセリングを実施中。
「ワークキャリアをすぐには受講できない」「まずは話を聞いてみたい」方でも申込可能です!
ーー本日はよろしくお願いします!まずは、ワークキャリアを受講するまでの経緯を教えていただけますか?
新卒でカフェの店員として働いていました。
ただ、労働環境が過酷で、休みがとれなくって。しかも職場の人間関係にまで悩んでしまったのをきっかけに、2年ほどで退職しました。
当時は「やりたいことが、できない〜!」ってもどかしく感じていましたね。
ーーなるほど。そのあとは、派遣社員として働いていたんですよね。
そうです!基本的には営業事務系の職場を中心に転々としていました。
当時「辞めたって、(私の)代わりはいくらでもいるんだ。」「会社に必要とされていないんだな」という思いが強く、カフェ時代と同様にやりがいを感じることができず。
働いていても、楽しさなんて感じませんでした。
でも、心の中では「お金の安定と休みがあるなら、営業事務の方がいいか」と思いなんとなく続けていました。
「この職場は合わないけど、きっと他の職場なら…」と、どこか期待をしていました。
ーーなるほど。でも、お菓子への愛情は変わってなさそうですね(笑)
もちろん!根本的には「飲食のお仕事がやりたい!」という気持ちは変わらず持っていたので、休日や、イベント時には家でお菓子作りして職場に持っていってました。
でも現場復帰には、どうしてもブランクが気になって踏み出せなくて…。
当時は、飲食関係の仕事をするなら「パティスリー(菓子店)かカフェで働くしかない!」と強く思い込んでいたんですよね。
ーーなるほど。そんな中、酒井さんが「ワークキャリアを受講しよう」と思ったきっかけは何だったんですか?
高校時代の友人からの紹介です。
もう何をやっても続かないし、自分に何が向いているのかも分からない。ゆくゆくは自分でカフェを開業したいのに、開業までの筋道が見えない。
自分の視野や選択肢の狭さに悩んでいたときにちょうど紹介され、知りました。
ーー酒井さんにとって最終的な決め手って、どんなところでしたか?
Web関係の基礎を幅広く学べる点がいいなと思って選びました。
それから、合宿型だったのも決め手です。
私は自分のことを良くも悪くも「人の影響を受けやすいタイプだな〜」と思っていて。
同じカリキュラムを学んでいる同期が隣にいる環境なら、モチベーションを保ちつつブレずに頑張れるかも!と思って決めました。
ーー実際に受講して、いかがでしたか?
最初の1週間は初めてのことだらけだったので、一瞬で過ぎ去りましたね。ただ、今思うと1週目こそが、大切な1週間だったなと思います。
「自分が本当にやりたいことを見極める時間」になりました。
ーー見極める時間?
もしも、スキル先行で、根拠もなく「サイト制作」や「動画編集」を学んでいたら、やっぱり向いてないし営業事務に戻ろうかな……と思ったとかもしれません。
正直、受講中に25000字のライティングのお仕事を受注して、書く大変さも痛感しました。
苦戦しつつも、「もっといい文章を書きたい!」「もうちょっとうまくなりたい!」と思えたので、ライティングに取り組むことにしました。
ーーなるほど。インプットをしつつ、向き・不向きを確かめる時間だったんですね。ワークキャリア期間中で印象に残っていることはありますか?
グループワークの時間ですかね!
実は、受講中はグループディスカッションに対して抵抗感を感じてたんですよ。
でも最終的には小さなことでも考えをアウトプットする機会がたくさんあり、慣れたので、当初の抵抗感は減ったように感じます。
ーー大きな変化ですね。なにかキッカケがあったのでしょうか?
おそらく講座というより、ワークキャリアの受講環境に当たるかもしれないのですが、グランドルールがあることがよかったですね。
もともと、否定されることが怖くて、人と意見が違うこと自体「ダメ」だって思っていたので。
<ワークキャリアのグランドルールとは?>
ワークキャリア受講中4週間を有意義に過ごすための心構えや方針をまとめたもののこと。
講師・受講生が共通理解を持って臨む環境を大切にしています。
①自分の意見を持つ
②どんな意見も受け入れる
③恐れず挑戦する
④案件で学ぶ
⑤自分で未来を切り拓く
この環境があって、周りの人と意見が違っても恐れずに意見できるようになりました。
言葉に出さなかったら、その気持ちは意外と忘れちゃうんですよね。たった1回の発言だけで、自分にも、相手にも、たくさんの気づきを持てるんだなと気づけました。
ーー今この瞬間もたくさんの「意見」が聞けて嬉しいです!受講中のことで印象に残っていることを教えてください。
手作りのお菓子を作って販売するまでを体験できたことです。
これまでは、ただ「あげるだけ」「自分で食べるだけ」の状態で足踏みして、いつまでも自分の商品に自信がなかったんです。
無料なんだからいいやって妥協もあったかと思います。
でもコミュニティのみんなに販売することで、妥協しなくなりました。「こんなお菓子が人気かも?」と考えて、これまで以上に工夫するようになりましたね。
ーーワークキャリアを受講して「大きな収穫だったな」と思うのはどんなことですか?
自分の「軸」が見えたことですね。
私は「人との関わりのなかで、この人のために頑張りたい」と思えることが自分の原動力になるとわかりました。
「あぁ、だから会話やコミュニケーションが少なかった職場ではやりがいを感じづらかったんだ」と改めて納得しました。
今思うとカフェでのお仕事は働く環境としては大変だったけれど、人との接点が豊富で、サービスを工夫したり、励まし合えたりできる環境だから好きだったんだと再認識できました。
よくよく考えたら、休みを返上して他の店舗を視察しにいったりしてました。
それから、コミュニティの中で、いろんな働き方をしている人に出会ったことも影響しているかもしれません。
ーー例えば、どんな働き方ですか?
自分のやりたいこととスキルを掛け合わせて働くことですね。
平日はWebや地域の仕事をしつつ、自分のバーを運営したり、自分の写真展を開催したり。
そういうコツコツとやりたいことを実現していく「小商い」の考え方がステキだなと刺激を受けました。
ーー現在はどんな活動をしていますか?
今はライターをメインに活動しています。カフェの記事とお着物の記事を継続で依頼いただいているのでその記事を執筆しています。
他には、今後は「このカフェの記事を書きたい!」と思ったところに直接営業をかけられるようにポートフォリオ作りをしています。
<ポートフォリオとは?>
自分で作成した成果物をまとめたもののこと。
ライターの場合はサンプルの記事や過去に執筆した記事をまとめることがほとんど。
ある分野に特化した記事がいくつかあると、発注者(依頼主)が事前に記事を読んで依頼するかを決める材料になります。
【仕事依頼】フリーライター|酒井なぎく ポートフォリオ|nagiku|note
お菓子づくりも、着物もどちらも好きなことなので楽しく書けていますね。
記事の手が止まったときの気分転換には、お菓子のことを考えたりしています!
ーーやはりお菓子は欠かせませんよね(笑)。では、酒井さんがこれから「やりたいこと」について聞かせてください。
自分が気になったカフェに出向いて、インタビュー記事やレポートを書きたいですね。
その後は、ライティングで収入や時間の目処が立ったら、自分のお菓子を売ったり、カフェを運営したりしたいです。
他にも、ECサイトでの販売、マルシェに出店ができたら嬉しいです。
最初から店舗を持たなくてもいいので、小さくコツコツと始められたらと計画しています!
ーー今は実現するための「土台づくり」の時期なんですね。
そうなんです。最終的には自分で店舗を営業したいと思っています。
なんとなく、田舎の手作り感があるカフェ「いなカフェ」をやりたいです。ショーケースにズラリとお菓子が並んでいるのも素敵ですが、手作り感があるのもいいなと思って。
日によってちがう商品を出していたり、朝市で安かった食材で商品を出したり、その土地の素材を使って地域に貢献するような、地域の優しさと助け合いが混ざりあうようなカフェにしたいですね。
ーーステキな目標です!最後に今後ワークキャリアを受講する方に向けて、メッセージをお願いします。
仲間と否定されない環境で、本来の「らしさが出せる」のがワークキャリアの魅力です。
わたしもあの頃のように漠然と働いていたら、「カフェ開業なんてムリ!」と決めつけていたかもしれません。
でも、今は小さく実現しつつ、喜びを感じながら前に進むことができています。今、「自分は本当は何がしたいの?」と悩んでいる方には、ぜひおすすめしたいですね。
皆さんの挑戦を応援しています!
ーーいなカフェの実現、楽しみにしていますね!ありがとうございました。
どんなキャリアが自分に向いているか不安な方へ。
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