この記事は2023年6月にワークキャリアを受講したおかもんさんによるレポート記事です。
千葉県富津市金谷でワークキャリアを受講しました。
ワークキャリアについては、検索することで多くの情報が得られます。
しかし、ワークキャリアの受講を検討している人は「ぶっちゃけどうなの?」という情報を欲していると思います。
私もそうでした。
そこで、実際に私がワークキャリアを受講し、そこで感じたことや、評判とのギャップをリアルにお伝えします。
受講から卒業までを時系列に沿ってお伝えしていきます。
ぜひ、最後の卒業までお付き合いください。
どんなキャリアが自分に向いているか不安な方へ。
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目次
まずは私の自己紹介をさせてください。
自立支援プログラムの中で、ワークキャリアの卒業生の方がご自身の生き方や考えを共有する場があり、そこで、ワークキャリアに興味を持ちました。
私自身、これから先の人生をどう過ごしていくか悩んでいました。
ワークキャリアは、Webスキルを習得し、フリーランスで生きていくという考えに共感して受講する人が多いです。
私もその考え方に共感していますが、受講の決め手は、Webスキルの習得ではなく「生き方の選択肢を広げる」という考え方への共感でした。
ワークキャリアは合宿型キャリアスクールです。
午前中に、講師の方々から主に座学での講座を学び、午後は、実践の場となります。
実践の場では、実際に仕事を受注することを目指していきます。
クラウドワークスなどを通して自身を売り込み、クライアントに提案文を提出して、受注を目指します。
あわせて、自身のキャリアを深掘りしていきます。
やりたいこと(Will)、できること(Can) 、やるべきこと(Must)を考えることで、自身の「キャリアマップ」をつくっていきます。
午後にやることは正直自由なのですが、この時間で自分自身が何をやるかが重要になってきます。
目の前の受注という目標や受注した場合は納期に向けて仕事を進めますが、振り返ると「キャリアに向き合う時間を割くこと」が自分にとっては重要だったと思います。
初日は、オリエンテーションで1日が過ぎます。お昼に皆でピザを食べながら、おずおずとコミュニケーションをとります(笑)
メンターや関係者、受講生の自己紹介を経て、夜は歓迎パーティーです!
料理人のつねちゃんが、素晴らしい料理を提供してくれます。
夜は毎回、つねちゃんの料理が提供されるのですが、料理がおいしいだけではなく、同期や他の住人の方と一緒に食事をする空間は、本当に素晴らしい空間でした。
ワークキャリア金谷の大きな魅力のひとつだと思います。
初週の講座はかなりハードです。
ワークキャリアで学ぶライティング、サイト制作、動画編集の実践です。なお、私はサイト制作の講座でかなり心が挫けました(泣)
WordPressというサービスを使い、課題のサイトをつくるのですが、全然できませんでした。。
うんうん唸っている間に、隣の20代の受講生があっという間に完成させているさまをみて、自分の老いを実感したりもしました(笑)
夕食後の時間は自由時間なのですが、私は初週のこの時間をほぼ「復習」の時間に充てていました。
特に、サイト制作が全く分からなかったので、くやしくて、部屋で深夜まで復習していました。
受講前に事前学習としてオンライン講座を視聴できるのですが、ドタバタで受講した私は当然、事前動画も視聴しておらず、現地で動画視聴していました。
振り返ると、分からないことは、ひとりで抱え込まず、その場で同期やメンターに聞けばよかったと思います。。
怒涛の初週が過ぎ去り、2週目です。
毎日朝9時から講座開始なのですが、皆、遅刻せずに出席しています(笑)
この週からは、仕事を受注する人が増えてきました。
43期は、ライティングに取り組んでいる人が多いため、多くはライティングの受注です。
私は初週にラッキーパンチで当たった受注案件が1件あったので、正直新規の営業にあまり力を注いでいなかったのですが、これは後々に後悔しました。
やはり多く書くことや厳しい条件をクライアントから提示され、それに応えることが、自分の成長にとって不可欠だと思いました。
なお、期間中に10万円以上、受注した人もいました。
私自身は、3万円程度の受注額でした。
さて、ここで少し共同生活について振り返りたいと思います。
まるもでは、先に述べたように夕食を一緒に食べます。
料理の準備として、同期が2人1組でペアを組み、つねちゃんのお手伝いをします。
食後の皿洗いも同じように、当番が担当するのですが、2週目には、当番以外も含めた同期全員が協力して皿洗いをする光景がみられました。
43期は、共同生活のなかのグランドルールとして「お互いに助け合う」というルールをつくりました。
このルールを意識していた部分はもちろんあると思いますが、協力の姿勢や気持ちは、共同生活のなかで自然に生まれたものだと思います。
職場で常に競争することや勝つことを価値観にして働いていた自分にとっては、この空間は衝撃的でした。
また、なんだかその空間に自分がいてはいけないような気持ちになったのも事実です。
3週目になると全員、疲れが出始めます。
慣れない合宿生活やハードな毎日に体調を崩す人も何人かいました。
そんな中でも、お互いの体調を気遣い合い、夜に一緒に遅くまで案件に取り組む姿が、だんだん当たり前になってきました。
ワークキャリアの合宿型方式は、オンライン型に比べてこの点で大きなメリットがあると思います。
多くの人がオンライン学習で挫折する理由は、ひとりでやりきるモチベーションが続かないことです。
合宿では、同期が頑張っている姿が刺激になりますし、その場で声を掛け合えます。
もちろん、そもそもの合宿という環境に不安を覚える方もいらっしゃると思いますが、住めば都です(諸説ありますが笑)。
ワークキャリアは土日お休みです。
では、期間中の土日、どのように過ごしていたのでしょうか?
実は毎週、何らかのイベントが開催されていました!
内容としては、バーベキュー、たこやきパーティー、金谷の観光、カード・ボードゲーム大会、地域マルシェetc。
参加は任意ですが、イベントを通して、同期の仲が深まったり、他のフリーランスの方々とコミュニケーションをとったりできたのは、非常に大きな財産だと思いました。
私も週末が毎週楽しすぎて、ついつい飲みすぎてしまいました(笑)
機会をつくり、様々なイベントを企画してくださった皆さんに本当に感謝しております。
いよいよ4週目の最終週です。
ワークキャリアに卒業要件はありません。
試験に受からないと卒業できないということはありませんが、この週には「キャリアマップを完成させる」という大きな課題が全員に課せられます。
「キャリアマップ」とは、過去、現在、未来を通した、自分自身の生き方の指針です。
ワークキャリアは、背景がバラバラの人々の集まりです。
当然、個々の生き方も千差万別。
1カ月間を通して、自分の人生に向き合い、これからどのように生きていくか、各々が答えを出します。
ひとり7分のプレゼンの中で、それを発表し、その後皆で、将来一緒にやりたいことなどを共有します。
私は多くのプレゼンや講演に参加したことがありますが、正直、このワークキャリアの最終プレゼンが一番、心に残っています。
なぜか?
たぶん、皆が自分の言葉で真剣にしゃべっていたからだと思います。
プレゼンに慣れていない人は、数日前から一生懸命練習していました。
資料をずっと悩みながら作り込んでいる人もいました。
やりたいことが見つからなくて悩んでいる人もいました。
発表前日遅くまで飲んでいた人も、明け方からプレゼンに向けて内容を推敲していました。
ワークキャリアに参加することで、そんな空間を体験できます。
伴走していただいたすべてのメンターの皆さん、まるも関係者の皆さん、同期に感謝しかありません。
出会った同期は一生の宝です。
ワークキャリアを受講して、よかったことが2つあります。
ひとつは、自分が進みたい未来に向けて歩む勇気を持てたことです。
私は地域のコミュニティづくりに参画すべく、まずは地域に飛び込もうと思っています。
メンターの皆さんがそれぞれ自身の人生を真剣に歩んでいる姿を間近で見られたことが、勇気を持てた理由です。
もうひとつのよかったことは、同期という仲間ができたこと。
どちらも自分にとっては、かけがえのないものとなりました。
私が参加した金谷43期は「お互いに助け合う」を今後も、自然に継続していると思います。
そんな輪が広がっていけば、社会はつらい場ではなく、居心地のよい場となると確信しています。
ワークキャリアは、スキルを学べる場です。
同時に、人生やキャリアを真剣に考えられる場でもあります。
真剣に寄り添ってくれるメンターは、答えを与えてくれるわけではありませんが、受講生が自分で答えを出せるように導いてくれる存在です。
ちなみにワークキャリアでは、自己開示をする場面が多くあります(AI会というペアでフル自己開示をするプログラムもあります!)。
メンターも同じように、プログラムを通して、食事や飲みの場を通して、自己開示をしてくれます。
それらがより深い信頼関係に繋がっていくんです。
私は人見知りなので、そこまでくだけた関係性にはなりませんでしたが、例えば、週末の定例キャリア面談の場で、メンターのぴーちゃんからかけて頂いた言葉は、自分のなかで金言として残っています。
ワークキャリアの受講においては、お金、環境、人間関係、現在の学校、仕事、家庭のことなど、様々な不安要素があると思います。
私も色々悩みました。
しかし、ワークキャリアを受講して本当によかったと思っています。
最終日には、素敵な卒業式もあります。
受講を検討されている方は、ぜひご自身で体験し、その感動の輪を広げてみてください!
(執筆・画像提供:おかもん)
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