こんにちは。ワークキャリア公式ブログを担当しているあまのです。
この記事を開いてくれたということは「今の仕事、向いてないかも……」と感じておられることと思います。
フルタイムの仕事だとすると、一日の三分の一を占める仕事の時間。
悩みを抱えながら働くのは辛いですよね。
退職はアリだけど、その後はどうしよう?仕事を変えても同じことの繰り返しになるかもしれないし……。
そう思うと、なかなかキャリアチェンジに踏み出せないのも分かります。
そこで今回は、今の仕事に向いていないかもしれないと思ったときの対処方法を考えてみました。
記事の後半ではキャリアチェンジ後に後悔しないためのロードマップも公開しています。
ちなみにこのロードマップは、有給消化で合宿に参加した受講生のキャリアを指導したことのあるワークキャリアの知見を元に作成しました!
この記事がモヤモヤしているときの道標となれれば幸いです。
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目次
まずは、仕事に向いていないと感じたときにやるべきことを紹介します。
「仕事に向いていないかもしれない」と悩んでいるときは、思考がネガティブになりがちです。
3つのポイントを押さえて、自分の仕事への適性を冷静に判断してみましょう。
まずは、今の仕事の向いているところ・向いていないところを書き出しましょう。
仕事の向き不向きを書き出すことは、今抱いているモヤモヤの原因究明に役立ちます。
向いていないこととだけでなく、向いていると思うところを書き出すことで「苦手なことはあるけど、全体的に見れば意外と向いてるかも」と気付くきっかけにもなります。
向き不向きをを書き出すときは、できるだけ具体的に細かく書くのがポイント。
できるだけ細かく分析することで「仕事に向いてないのでは?」と思う原因が見つけやすくなります。
ちなみに「仕事に向いてないかも」と感じる一般的なシーンとしては、以下のようなものがあります。
▼仕事に向いていないと感じるシーンの例
上記のような事柄をより具体的な内容に落とし込み、漠然とした悩みを具体化しましょう。
例えば、肉体的にキツいと感じている場合で考えてみます。
「肉体的にキツい」と一括に言っても、状況はさまざまです。
▼肉体的にキツい状況の例
このように状況を具体的に書いてみると、仕事に向いていないと感じる真の原因に気付くはず。
一つ目の例だと、モヤモヤの原因は朝早く起きることだと分かりますね。
まずは仕事の向き不向きを洗い出すことで、モヤモヤの原因を突き止め、対処法を考える準備をしましょう。
次に、書き出した「向いてないと思うこと」を分類してみましょう。
分類することで、それぞれのシーンにおける解決策が考えられるからです。
問題の種類や状況によっては、退職しなくても解決できる場合もあります。
「向いてないからすぐに退職」と考えるのではなく、まずは社内での解決方法を探りましょう。
「向いてないと思うこと」は、以下の3つに分類できる場合が多いです。
▼向いてないと思うことの分類例
このように分類してみることで、各シーンの対処法が考えられます。
業務内容に関することなら、部署異動の打診やスキルアップの努力で解決する可能性があります。
物理的な環境に関することも、部署異動の打診やリモート勤務化に対応してもらえないか交渉する余地がありますよね。
そして、人間関係に関することなら、職場の人との話し合いや社内外の相談窓口に相談することで解決するかもしれません。
このように、まずは各分類における解決策を考え、実行してみることがおすすめです。
どの方法も実現が難しい場合、キャリアチェンジを検討すると良いでしょう。
「仕事の向いているところ・向いていないところを書き出す」「書き出した内容を分類する」ができたら、考えたことを人に話してみるのがおすすめです。
自分一人で考えていると、どうしても考え方が偏ってしまいます。
仕事に向いているかどうかの悩みは、キャリアチェンジをするかどうかを左右する大きな問題。
深刻度が高いからこそ、他者からの客観的な意見を取り入れてみてください。
できるだけ中立的な立場で意見を言ってくれそうな人に相談しましょう。
親や友人などの身近な人への相談とあわせておすすめしたいのが、ワークキャリアの無料相談の活用です。
無料相談を活用すれば、合宿プログラムで実際にメンターを務めているキャリアのプロからのアドバイスがもらえます。
日頃から、合宿の参加者たちに、雇用形態に捉われないキャリア提示を行っているメンターからの意見は、きっと今後の参考になるはず。
「勧誘のために、退職を勧められるのでは……?」と不安に思うかもしれませんが、無理な勧誘は一切ありません。
プロの意見を無料で聞けるチャンスだと思って、気軽に利用してみましょう。
次に、仕事に向いていないと感じたときにやらないほうが良いことを3つ紹介します。
悩んでいるときは、冷静さを失って衝動的な行動をとってしまいがちです。
正しいキャリア選択をするためにも、これから紹介する3つのことに気をつけましょう。
▼仕事に向いてないと感じたとき、やらないほうが良いこと3つ
悩み事を身近な人に相談するのに抵抗があるかもしれません。
そんなとき、SNSに匿名で気持ちを吐露することで楽になることもあるでしょう。
ただし、SNS上だけでつながっている他人からのアドバイスを真に受けないように注意が必要です。
人の悩みに漬け込んで悪事を働こうとする人がいるからです。
実際、「もっと簡単に稼げる方法がある」「高収入の仕事を紹介を紹介してあげる」など巧みな言葉で、特殊詐欺や悪質なビジネスに勧誘しようとするケースがあります。
素性の分からない人からのアドバイスを信じすぎないよう気をつけましょう。
現在は「今の仕事、向いていないな」と思いながらも仕事を続けている状況だと思います。
精神的・肉体的に体調を崩すほど無理をするのはやめましょう。
身体のサインを見逃さず、早めに休職するなどして休養してください。
場合によっては受診も検討しましょう。
参考までに、厚生労働省の「みんなのメンタルヘルス総合サイト」に掲載されている、うつ病のサインを紹介します。
▼身体に現れるうつ病のサイン
当てはまる項目が多ければ多いほど、危険信号です!
今の仕事に向いていないと感じたとき、無計画に退職することはおすすめできません。
退職すれば、辛い仕事から離れられて一時的に問題から回避できますが、根本的な解決にはならないからです。
退職するとしても「仕事に向いてないと感じたらにやるべき3つのこと」で紹介したように、仕事に向いていないと思う原因を冷静に考え、その後のキャリア計画を立ててからにしましょう。
また、退職後の生活費の確保や、収入源の見通しを立てずに会社を辞めてしまうと、経済的に困窮してしまいます。
ときには思い切りが必要ですが、衝動的な行動にはリスクもあることを念頭に置いておくことが大切です。
では、リスクを回避して後悔しないキャリアチェンジをするには、具体的にどうすればよいのでしょうか?
ここからは、退職を前提として準備を進める人向けに「後悔しないキャリアチェンジのためのロードマップ」を5つのステップで解説します。
退職するか決めかねている方にも役立つ内容なので、ぜひ目を通してみてください!
▼後悔しないキャリアチェンジのための5step
まずは、退職後の計画を立てましょう。
以下3つの軸で進めていくとスムーズです。
▼退職計画の進め方3つの軸
1つめの軸は、失業時に使える制度のリサーチです。
失業時は行政からの支援を受けられる場合があります。
具体的には以下のようなものがあります。
▼失業時に使える制度の例
制度名 | 概要 | 詳細 |
雇用保険の基本手当(失業保険) | 現在の勤務先で雇用保険に加入している場合に、退職後、求職活動中や職業訓練を受けている期間にお金がもらえる制度。 | 厚生労働省「雇用保険制度」 |
住居確保給付金 | 市区町村ごとに定める額を上限に、家賃額を原則3カ月間支給してもらえる制度。 | 厚生労働省「住居確保給付金」 |
国民健康保険料の軽減・減免など | 国民健康保険料の支払い額を軽減・免除してもらえる制度。 ※市区町村によって対応が異なります。 | 各市区町村のホームページまたは役場に問い合わせ |
なお、すべての方が上記の支援を受けられるわけではありません。
自分が各制度に該当するか分からない場合は、市区町村役場やハローワークなどに問い合わせてみてください。
2つめの軸は、退職後の生活費についてです。
多くの人にとって、退職後に最も不安になるのは収入源がなくなることによる経済的問題ではないでしょうか?
貯金、退職金、副業の収入などを加味し、今の会社の収入がなくなった状態でどのくらいの期間生活できるか把握しておくと安心です。
また、当てにできる貯金や副収入などがない場合、先に紹介したような公的支援による生活費の確保が可能か確認しておきましょう。
3つめの軸は、退職時に必要な手続きのリストアップです。
社内での手続きや公的手続きなど、退職時はさまざまな手続きが発生します。
ヌケモレなくスムーズに進めるために、必要な手続きをリストアップしておきましょう。
一般的には、以下のような手続きが必要なケースが多いです。
▼社内での退職手続き
▼公的な手続き
上記はあくまで一例なので、実際の手続きは会社や市区町村役場やハローワークなどに確認すると確実です。
ステップ2では、退職後の進路を考えます。
転職と独立のメリットとデメリットを比較し、自分に合った働き方を選びましょう。
▼転職・独立のメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
転職 | ・収入が安定しやすい ・各種休暇制度がある(有給・産育・介護など) | ・大きく稼ぐことが難しい ・働き方の自由度が低い |
独立 | ・将来的に大きく稼げる可能性がある ・働き方の自由度が高い | ・収入が安定しない ・営業や経理などすべて自分で行う必要がある |
安定志向が強いタイプなら、転職がおすすめです。
具体的な転職活動の方法としては、転職サイトや転職エージェント、ハローワークの利用が一般的です。
また、ハロートレーニング(公的職業訓練)で、再就職に必要なスキルを無料で学びながら求職活動をする方法もあります。
ワークキャリアでも職業訓練校用のコースをご用意していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
将来的に月100万円など、大きなお金を稼ぎたい場合や、働き方に制限がある場合は独立も視野に入れる必要があります。
独立のためには、必要なスキルの習得をしたり、可能であれば在職中から副業的に仕事をスタートしてみるのも良いでしょう。
また、転職しつつフリーランスの仕事も行う「パラレルワーカー」としての働き方も選択肢の一つです。
転職か独立かの二択で考えるのではなく、自分にとってベストな状態はどんな働き方かを言語化していきましょう。
働き方のベストな形が見えてきたら、自己分析をしましょう。
自己分析は具体的な職種選びに役立ちます。
自己分析におすすめのワークとして、ワークキャリアの合宿プログラムで実際に使用しているものを3つ紹介します。
▼ワークキャリアで使用している自己分析ワーク例
自分史とは、生まれてから現在までの自分のモチベーションをグラフで表すワークです。
最も調子が良いときを100%、最も調子が悪いときを-100%として、年齢ごとのモチベーションを折れ線グラフにします。
例えば、恋人ができてモチベーションが80%になったり、いじめにあって-70%になったりと、人生には浮き沈みがあります。
このように、過去の出来事を思い出しながら、今の自分の価値観を形成した過去の自分を再確認しましょう。
こちらはワークキャリア関係者の自分史の一部です。手書きでも、パワーポイントのようなツールを使っても作成できます。
やりたいことリスト100とは、その名の通り、やりたいことを100個書き出すワークです。
できるだけたくさんのやりたいことを書き出すことで、自分が潜在的に持っている願望が見えてきます。
やりたいことの内容は「アメリカに移住したい」や「親孝行をしたい」など、なんでもOKです。
スマホのメモ機能があればすぐに取り組めるワークなので、ぜひやってみてください。
3つめはWill-Can-Mustワークです。
仕事におけるWii(やりたいこと)、Can(できること)、Must(やらないといけないこと)を整理することで、働き方・生き方の軸(コンセプト)を見つけられます。
頭で考えるのは大変なので、ノートなどを用意してメモをとりながらワークを進めるのがおすすめです。
具体的に考えるべきことは以下のとおりです。
▼Wii-Can-Mustで考えるべきこと
Wii | 仕事としてやりたいこと(誰のために・どんな仕事・どんな働き方) |
Can | 過去に仕事としてやってきたこと |
Must | 仕事で他人から求められていること、過去に求められていたこと |
上記で考えたWill、Can、Mustが重なったものが働き方のコンセプトです。
働き方のコンセプトが分かれば、今の仕事を辞めた後、自分に合った仕事が選びやすくなります。
▼Will Can Mustのイメージ
とはいえ、自分ひとりで考えるとなると、大変だと思いませんか……?
紹介したワークはワークキャリアの合宿なら、メンターと協力しながら4週間かけて考えるもの。
正直、プロの助けを借りずに効果的にワークを進めるのは難易度が高いです。
ワークキャリアの無料カウンセリングでは、自己分析のお手伝いもしています。
もちろんお金はかかりません。
無料面談担当の石塚さん曰く「無料相談だけの利用も全然OKだし、そういう人もたくさんいるよ」とのことです!
自己分析を終えたら、自分に合った職種を考えましょう。
step3のWill-Can-Mustワークをうまく活用すれば、おのずと自分に合った職業が見つかるはず。
世の中にどんな職業があるのか知りたいときは、厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」で検索してみるのがおすすめです。
jobtagは求人検索サイトではなく、世の中の職業を検索できるサイトです。
仕事の性質やスキル・知識、産業別、未経験から挑戦しやすい職種など、さまざまな切り口から職種が検索できます。
営業系職種だけでも125種類もの細かい職種(営業事務、印刷事務、自動車営業など)の仕事内容について解説されており、職種選びに役立つでしょう。
ちなみに、ワークキャリア卒業生はIT系や料理人、農業など幅広いキャリアを選択しています。
1〜4のステップで退職の準備が整ったら、職場に申し出て退職しましょう。
一般的に、退職する際は少なくとも1カ月前には職場に報告するよう心がけると良いです。
会社側としては業務の引き継ぎや後任者の決定など、退職に伴う準備が必要だからです。
また、いきなり退職届を出すのではなく、まずは上司に口頭で報告すると良いでしょう。
参考までに、退職時のよくある疑問に対する回答を紹介しますね。
Q. 退職願・退職届はどうやって書けば良いの?
手書きを求められる企業もあれば、パソコンで作成しても良いところもあります。
指定のフォーマットがある企業もあるので、上司や総務担当者などに相談してみてください。
すでに退職した元同僚が居る場合は、対応を聞いてみるのも良いですね。
▼退職願のサンプル
Q.辞めるとき、なんて言えば良いの?
どうしても理由を話し辛い場合は「自分自身のステップアップのため」や「新しいことに挑戦したいから」など、前向きな理由なら伝えやすいのではないでしょうか?
仕事に向いていないと感じたときにやるべきことや、やらないほうが良いこと、そして、後悔しないキャリアチェンジのためのロードマップを紹介しました。
一人で悩んでもなかなか答えが出ないときは、ぜひプロに相談してみてください。
ワークキャリアの面談担当者がキャリア選択のお手伝いをします。
ワークキャリアのメンバーはキャリアの話が大好きな人ばかり。
業務時間外でもキャリアについて熱く語り合うこともしばしばあります。
そのため、ワークキャリアはできるだけ多くの方のキャリア相談に乗りたいと本気で思っています!
少しでも気になると思ったら、まずはこちらのLINEからメッセージを送ってみてくださいね。
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